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デザインフィット工法

デザインフィット工法は、鉄骨ブレース耐震補強工事において、施工手間がかかり、騒音や粉塵が発生するアンカー工事を大幅に削減することにより、工期短縮、施工環境の改善、コスト削減を実現した、在来工法と同様に設計・施工できる耐震補強工法です。また、鉄筋コンクリート架構を既存建物架構に増設し、増設架構内にブレースを設置することで完全外付けまで可能であり、建物を使用しながらの補強工事(居ながら施工)にも対応できます。

  • 工法概要
  • 施工手順
  • 構造性能評価実験
  • 論文発表

シンプルな施工方法

施工は、特殊な技術を用いる必要がなく、在来工法を施工する程度の技術を有していれば施工可能です。施工手順は概ね在来工法と同様であり、あと施工アンカーの設置、鉄骨ブレースの建て込み、モルタル充填というシンプルな方法となっています。(外付け型の場合は、現場RC打設による増設架構の施工が鉄骨ブレース建て込みの前に必要となります。)

(1)アンカー筋設置         (2)鉄骨プレースの設置
(1)アンカー筋設置
アンカー筋仮セットによるねじ切り位置の確認
アンカー筋の固着・養生

ポイント:アンカーと鉄筋の位置関係

 
(2)鉄骨ブレースの設置
センター・出入り・垂直の設置位置の調整

ポイント:アンカーと鉄骨スチフナーの位置関係
アンカーとウェブとのラップ長確保
フィルグリップクリアランス平均80mmの確保

     
(3)手前側アンカー筋の設置   (4)モルタルの充填
(3)手前側アンカー筋の設置
手前側のアンカー筋を高ナットで継ぎ所定の長さを確保
 
(4)モルタルの充填
既存躯体と鉄骨ブレースの間に所定のモルタルを隙間の出来ないように慎重に施工する。
圧入は下部から一度に上部まで行うことを原則とする。

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接合部詳細

(1)アンカー筋設置(千鳥配置)    (2)高ナットの取付    (3)継手用アンカーの取付(アンカー筋設置完了)    (4)モルタル充填完了
(1)アンカー筋設置
(千鳥配置)
 
(2)高ナットの取付
 
(3)継手用アンカーの取付
(アンカー筋設置完了)
 
(4)モルタル充填完了

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